「浮世絵 つり百景」 瀬戸市美術館 8.2~9.28
「片岡球子を偲ぶ展」 愛知県立芸術大学 8.8~9.7
特集展示 「片岡球子展」 愛知県美術館 8.8~10.5
「つり百景」
釣り史研究家金森直治氏所蔵の浮世絵展が、瀬戸市美術館で開かれていました。
画題材は「釣り」で、約100展。江戸時代の浮世絵が、ほとんどです。
よく見ると、昭和の版画もありました。
川瀬巴水の版画も3点。「両国百本杭之景」「熱海錦浦」「信州松原湖」です。
川面の描かせたら随一の巴水ですから、小振りなながら見事なものです。
久しぶりに、巴水を堪能しました。
巴水のような線は、どのようにしたら出るのでしょうか。
瀬戸市美術館のポスター 川瀬巴水の「信州松原湖」
「片岡球子を偲ぶ展」
今年1月に103歳で逝去した片岡球子。愛知県立芸術大学で教鞭をとっていたこと
があって、同大学では約1か月間「片岡球子を偲ぶ展」を催しました。
県立芸術大学の偲ぶ展のポスター (使われている絵は「山頂」)
偲ぶ展 こちらの展覧会では、習作用の大きなスケッチブックに、山や人物や鳥たち
をぐいぐいと描いた、ラフスケッチとも言うべき絵が多く、とても興味深く感じました。
太いマーカーやパステル、クレヨンを使い、紙からはみださんとばかりに描いた絵は、
ダイナミックな鼓動を伴って見る者に迫ってきます。
画家片岡球子は、法隆寺金堂壁画の模写を行った人でもあり、同大学に1億円の
寄付をし、後進を育てるのに熱心な人でもありました。
同大学では、今でも法隆寺金堂壁画模写図を見ることができます。
愛知県美術館の「球子展」特集展示
特集展示 愛知県美術館のポスター 同館のパンフレット より
使われている絵は「北斎と富士」 使われている絵は「足利尊氏」
こちらは、なんと言っても「面構」シリーズの屏風図が圧巻。
当館所蔵のものもありますが、神奈川県立近代美術館から借り出した作品が多
くありました。室町幕府の将軍、江戸時代の浮世絵師や戯作者たちの面構えが
片岡球子という画家の 洞察と想像を通して、不思議な魅力を放っています。
「面構」の他にも、「裸婦」や「浅間山」などが多く展示されています。必見です。
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