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2012年10月28日 (日)

映画 コンシェンス 裏切りの炎 ☆☆☆☆★

■ 火龍 中国/香港 106分 (ミリオン座)

■ 監督 ダンテ・ラム

■ 主演 レオン・ライ  リッチー・レン

  1210288

この作品、名古屋での劇場公開は4日間限り。しかも夜1回の上映のみ。

という不幸な封切りだった。

                   *

しかし、香港アクションの迫力満載の、すこぶる付きの傑作だったのである。

物語は、レオン・ライと、リッチー・レンが演じる刑事二人の確執を軸に、

警察と爆弾製造組織との戦いを描いている。

                   *

だが、この映画のよさは、話の筋などよりも、映像処理の華麗さと、アクシ

ンの凄さ、香港市街地での追走劇の素晴らしさにある。

そのほとんど限界に近い映画的冒険に、目を疑うばかり。

その一。

映画の冒頭カットの流れる背景の処理と、それに続く2カットめの、モノ

クロのストップモーション画面の中を滑らかに移動するカメラの動きの

不可思議な世界。あのテクニックはいったいどういう手法なのだろう。

最初のシークエンスで、観るものを虜にしてしまう傑出した演出の妙。

その二。

店内で起こった爆発で、男二人が吹き飛ばされ、地面に叩き付けられる。

それを、ワンカットで撮っている。どうしても人形を使ったように見えない。

本当の生身の人が吹っ飛んだようなのだ。

役者たちの身体はどうなっているのか。ワイヤーで支えられたアクションも

あるのだろうけれど、それでも衝撃は尋常ではないはずだが…。

その三。

多くの人たちが歩く真っ昼間の繁華街で、突然始まるカー・クラッシュや銃撃戦。

本物の香港の市街地なのか。セットなのか。しかし、セットには見えない。

本物なら、あまりにも危険すぎる。危険すぎて、はらはらする。

この、はらはら感が、アクションの「命」なのだ。

ダンテ・ラム監督はそれを心得ている。

だから、、「ビースト・ストーカー/証人」「密告・者」も素晴らしかったのだ。

                 *

雨の日曜日の夜、香港アクションを観たいため映画館に来た観客は30人余。

映画館ならではの、迫力の大音響と、大型スクリーンで味わう至福の時間。

それが、映画「コンシェンス 裏切りの炎」だった。

 

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