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2012年7月

2012年7月30日 (月)

DVD 影の軍隊 ☆☆☆☆

■ L' ARMEE DES OMBRES 1969年製作 フランス 140分

■ 監督 ジャン=ピエール・メルヴィル

■ 主演 リノ・ヴァンチュラ

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メルヴィルは、67年にアラン・ドロン主演の「サムライ」を撮った。

それは、青く沈んだ画面が美しい暗黒街映画の秀作だった。

そして、次に手がけたのが「影の軍隊」。

第二次世界大戦におけるフランス・レジスタンス組織の話である。

フィルム・ノワールの名手メルヴィルがなぜ戦争映画を!?

しかし、戦時下の物語だが、戦争映画ではなかった。

レジスタンスの英雄たちの映画でもなかった。

極端に少ないセリフ。

青く沈んだ映像。

非情な選択をする登場人物たち。

これは、組織を描いたまぎれもないフィルム・ノワールの秀作だった。

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2012年7月29日 (日)

映画  ダークナイト ライジング ☆☆☆☆

■ THE DARK KNIGHT RISES アメリカ 164分 (MOVIX三好)

■ 監督 クリストファー・ノーラン

■ 出演 クリスチャン・ベイル ゲイリー・オールドマン    

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前作「ダークナイト」も興味深い作品だったが、最新作「ダークナイト ライジング」も

出来のよいバットマン映画だった。

「闇の騎士」と断じられたバットマンは異形のヒーロー。

ゴッサム・シティを混乱に陥れるテロリスト・ベインも、また異形の反ヒーロー。

似たような出自の二者だが、共闘することが出来ず、互いに戦い続ける。

その一点こそが、この映画を極めてすぐれた娯楽作品にしているのだ。

時間と、資本と、人手を惜しみなく使ったスピード感あふれる映像を観ながら思う。

正義とは何か。悪とは何か、と。

この夏、最大の活劇娯楽映画になることだろう。

 

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2012年7月27日 (金)

アルプス紀行 その6 またまた絵はがき考

           ポスター画を使った絵はがき

「絵はがき考」の最後は、写真とは趣を異にした「絵」はがきです。

観光宣伝用のポスター画を用いたものが多く、その土地の好イメージ、

あるいは特異な風景を、「絵」で、印象付けようとしているのでしょう。

値段は1.5~2.0 CHF (120~160円)。

シャモニーはフランスなので、1.5ユーロ(150円) 

 Photo Photo_2  Photo_3

   ユングフラウ        ミューレン        トリュメルバッハの滝   

     2      Photo_4 

       シャモニー             シャモニー

この5枚の中で、私のお気に入りは、シャモニーのジャンプ絵はがきです。

冬期オリンピックの第1回目開催地としての自負と、男女のシュールな姿が

とてもいいと感じます。

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2012年7月26日 (木)

アルプス紀行 その5 また絵はがき考

            絵はがきの変わり種

① 大きめの絵はがき  21×10.5センチ

 Post

            ( ユングフラウ鉄道 )

 キオスクなどで、1.2~1.5 CHF (96~120円)で売っています。

 スイスでは、よく売られている大きさなので、変わり種というほどではないのかも

 知れません。

 しかし、日本では、ほとんど目にすることのない大きさの絵はがきなのです。

 所謂ハガキサイズではないのですが、定形郵便物の大きさですから、重さが

 25グラム以内なら、切手代は80円となります。

 いかにも外国の絵はがきだ、という印象与える大きさなので、受け取る人には

 喜ばれると思います。  

② 凹凸のある絵はがき(大きさは日本のハガキとほぼ同じ) 

   値段は7.8 CHF(約630円)

Post_02_2

 グリンデルワルト地方の山岳地図を立体的

 にした絵はがきです。

 山や湖、町、氷河の名まで書かれています。

 山岳ファン向きの絵はがき。

 

Post_01_2  拡大してみると、

 Eiger(アイガー)3970mと書かれているこ

 とがわかります。

 立体感が素晴らしい絵はがきです。   

                                          

この絵はがきは、山岳写真を撮っていて、スイスアルプスにも数回出かけた

経験のある友人Kさんに出しました。25グラム以内なので、切手は80円。

彼は今年の7月末から、山々の撮影にスイスの出かけるそうです。

 

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2012年7月25日 (水)

アルプス紀行 その4 絵はがき考

町のキオスクなどで売られている絵はがきの紹介です。

                  *

同じ大きさの写真絵はがきでも、よく見るとちょっと違っているな、と気付きました。

①タイプ 写真だけの絵はがき       ②タイプ 町と山の名が印刷されている

  ( ミューレンの町 )                ( ミューレンの町 )

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③タイプ ②に加えて山の標高も印刷   ④タイプ ③に加えて町の標高も印刷

 ( フィルスト展望台 )               ( メンリッヒェン展望台 )

Post Post_2

                   *    

①~④とも大きさは、14.8×10.5センチ。

この大きさが、いちばん多く売られているようです。

1枚の値段は、0.8~1.2 CHF(スイスフラン) 

帰国したあとで、日本から友人に送ります。

(以前、現地から絵はがきを送った経験がありますが、着くのに日数が

かかり過ぎるので、それからは日本に帰ってから書くようになりました)

この大きさなら、50円切手を貼ればオーケーです。

                  *  

山に関心のある人には、山の名称・標高が書かれている③・④タイプの

絵はがきで便りを書くのが、よいのかも知れませんね。

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2012年7月23日 (月)

アルプス紀行 その3 ハイキングはカラフルな服で

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       アルプスでは、カラフルでラフな服装が似合います。

      それにしても、西洋人の皮膚は紫外線に強いようです。

       だって、半パンツに、Tシャツ姿の人が多いのです。

         でも、網膜は弱いらしく、だれもがサングラス。

       そして、なぜか帽子をかぶる人は少ないのでした。

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映画 ムサン日記-白い犬 ☆☆☆☆★

■ THE JOURNALS OF MUSAN 韓国 127分 (名古屋シネマテーク) 

■ 脚本・監督・主演 パク・ジョンボム

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じっと息をつめ、最後まで見ることを余儀なくされるような映画だ。

                *

ほとんど全編が不安定な手持ちカメラで撮影で綴られていく映画。

まもなく、観客は否応なく気付かされる。

映像の微妙な揺れが、主人公の心象風景そのものであることに。

そして、激しい揺れが、脱北生活者の過酷そのものであることにも。

                *

光がまばゆい夜の歓楽街。

アスファルトに浮かび上がる白い犬の轢死体。   

声も出せないまま茫然と見つめる青年。

その見つめる時間のおそろしいほど長いこと。

青年は予感していたのかも知れない。

犬がいつかこうなることを。

抱き上げることもなく、やがて立ち去る青年は予感したに違いない。

やがて自分も…か、と。

                *

痛苦に満ちた韓国映画の傑作!

   

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2012年7月22日 (日)

スイスアルプス紀行 その2 山、雲、空、そして湖

6月下旬から7月にかけての10日間、スイスアルプス-アイガー

を含むユングフラウ地方と呼ばれる地域-を歩いてきました。

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ミューレン村から見たアイガーです       アイガーを眺めながらのハイク

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 シルトホルン展望台からの眺め           フィルスト展望台  

ここは映画「女王陛下の007」のロケ地

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 氷河を従えるシュレックホルン         バッハアルプ湖   

うーむ。やはりヨーロッパアルプスは壮大なり。

これが正直な感想です。

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2012年7月19日 (木)

写真帳スイスアルプスの表紙

 

  Photo_2  Photo

                                  (65×100ミリ)

      写真のキタムラで作ったフォトブックの表紙に

  スイスアルプスを行く姿を 消ゴムはんこで押しました。

         ついでに タイトルと日付も。

 

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2012年7月17日 (火)

映画 さらば復讐の狼たちよ ☆☆☆★

■ 譲子弾飛 LET THE BULLETS FLY 中国 132分 (センチュリーシネマ)

■ 監督 姜文

■ 主演 姜文(チアン・ウェン) 周潤發(チョウ・ユンファ)

  120717 

脚本が意外と面白く、スピード感あふれる歯切れのよい娯楽アクション大作だった。

                    * 

詐欺師マーのキャラクターに妙味があり、ホアンの偽物の使い方にも感心させられる。

荒唐無稽な話ではあるが、登場人物たちがとにかくカッコいい映画なのだ。

この映画の大きな魅力は、主演俳優二人の怪演ぶりだ。

姜文は、かっての「赤いコーリャン」「鬼が来た」での演技が凄かったし、

周潤發は、若い頃の「男たちの挽歌」シリーズでの熱血漢ぶりが強烈だった。

その二人が年を重ね、味のある俳優ぶりを披露している。

                   *

こうした単純・明快な活劇映画を涼しい映画館で観るのは、いいものだ。。

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2012年7月16日 (月)

DVD 青春群像 ☆☆☆☆★

■ I VITELLONI イタリア/フランス 1953年 116分

■ 監督 フェデリコ・フェリーニ

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イタリア本国で「フェ・フェ」と呼ばれる巨匠F・フェリーニが33歳でつくった映画だ。

その若さで、どうしてこのように豊饒な映画的世界をつくれるのか。

自立できないぐうたら者たちの日々を愛惜をこめて映像化する才能に驚かされる。

この映画は、イタリアの片田舎に暮らす若者たちの「祭りの準備」の時期を、享楽的

な音楽と、たくまざるユーモアと、ダイナミックなカーニバルを織り交ぜながら描いた

青春映画の傑作と云ってよいだろう。

60年を経ても、今なお観る者の胸に迫ってくる自伝的な映画だった。

  

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2012年7月15日 (日)

スイスアルプス紀行 その1 アイガー北壁に想う

7月上旬、スイス・ユングフラウ地方のハイキングコースを歩きました。

この目で、アイガーをいろいろな角度から見上げました。

実際アイガーの北壁は、東や西の面とは異なり、まさに垂直の岩壁でした。

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   北東から見るアイガー            北から見るアイガー

   (7/3 am6:08 ミューレン)      (7/5 am8:15  メンリッヘン~クライネ・シャイデック)                    

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     北西から見るアイガー            北北東から見るアイガー

  (7/4  am11:58  クライネ・シャイデック)      (7/5  pm7:29  グリンデルワルト)                    

                     *

1936年7月、T・クルツたち若き4人の登山家を襲った伝説的な遭難死。

アイガー北壁登攀の困難さとその悲劇を思わないではいられませんでした。

帰国して、再びDVD「運命を分けたザイル2」を観ました。

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上空からのアイガー     登るジョーの映像        再現ドラマの映像

 左側が北壁

(いずれも「運命を分けたザイル2」 2007年製作 イギリス 74分 の映像の一部)            

                      *

劇映画「アイガー北壁」よりも、はるかにすぐれている「運命を分けたザイル2」は、

ペルーで遭難した経験のある登山家ジョー・シンプソンが、クルツらの登攀コース

を実際に登りながら、事実に忠実な再現ドラマを交えて語る見事な山岳映画の傑

作です。

アイガー北壁を登る迫真の映像と、遭難死の淵から生還した登山家の言葉とで

クルツたちの痛苦と心情を鮮烈に描いています。

見終わって言葉が出ない映画はいくつかありますが、

この映画もその一つでした。                                                            

                     *                                   

アイガーを目の前にした旅は、伝説的な悲劇を想う旅でもありました。

       

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