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2012年6月

2012年6月21日 (木)

DVD 夏の終止符 ☆☆☆☆★

■ KAK YA PROVYOL ETIM LETOM  HOW I ENDED THIS SUMMER

  ロシア 2010年製作 124分

■ 脚本・監督 アレクセイ・ポポグレブスキー

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必見の映画! 

昨年名古屋で上映された三大映画祭週間2011で見逃した作品だったが、

たとえDVDで観ても、「夏の終止符」は、何と素晴らしい映画なのだろう!

                     *

北極圏の辺境で気象観測を続ける二人の男をめぐる話で、閉ざされた

環境の中で生じる人間の心理を鋭く描いている。

毎日続ける気象観測や放射線測定の作業のなんと単調なことか。

判で押したように毎日決まった時刻に行う本部へのデータ報告の繰り返し。

年長の観測員は、仕事とは誤りを起こさないことだと考え、

若手の観測員は、仕事とは死ぬほど退屈なことだと感じている。

しかし、二人とも、仕事は単調だとは思っているに違いない。

だから、一方は、鮭を獲りに湖へ出かけるのだし、

もう一方は、派手なシューティングゲームの画面で気を紛らわすのだ。

やがて、些細なことから重大な齟齬を生む事態へ。

                    *

過酷な地に暮らす二人の行動を、全編にわたって緊張感を保ちながら

澄み切った目で見事に描くポポグレブスキー監督の才気は侮れない。

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2012年6月20日 (水)

道後温泉本館みやげ

             道後温泉本館で買った「みかん石けん」 

      セロハン製の袋から取り出すと、ミカンのよい香りが広がりました。

 大きさは6×5.5×2センチとやや小ぶりで、中央にミカン形が凹印されています。

 これからは液体ソープだけでなく、みかん石けんも体をきれいに磨いてくれるでしょう。   

              Web12_0618

               (ワットマン ポストカード)

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2012年6月19日 (火)

映画 ハロー !? ゴースト ☆☆☆☆

■ HELLO GHOST 韓国 111分 (名古屋センチュリーシネマ) 

■ 脚本・監督 キム・ヨンタク 

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やられた! 

これが映画「ハロー !? ゴースト」を見終わった感想だ。

それほど、脚本の出来がいい。

コメディ映画のシナリオで、水準の高さを感じたのは、久方ぶりのこと。

さて、これ以上のことは、未見の人の楽しみを奪うので、書かない。

あとは、実際に映画館に足を運んでからのお楽しみ…。

                   *

お気に入りの俳優が出ているのも、この映画をいっそう楽しいものにしている。

その俳優とは、ヘビースモーカー・ゴースト役でいい味を出しているコ・チャンソク。

「映画は映画だ」で映画監督役を熱演したチャンソクだが、「ハロー !? ゴースト」

でも、相変わらず味の濃い風貌での怪演ぶりが、とても嬉しい。

                  * 

期待しないで映画館に入ったら、きっと得した気分になること間違いなしの映画である。

 

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2012年6月18日 (月)

DVD ミザリー ☆☆☆☆

■ MISERY アメリカ 1990年製作 108分

■ 監督 ロブ・ライナー

■ 出演 キャシー・ベイツ  ジェームズ・カーン  ローレン・バコール 

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恐怖映画の堂々たる秀作として名を残す名編である。

ミザリーの熱狂なファンであるアニーを演じたK・ベイツの狂気が素晴らしい。

作家役のJ・カーンも、どこか通俗的で薄っぺらな人柄を感じさせて適役だ。

徐々に恐怖感を高め、ホラーの世界へと導くライナー監督の手腕も冴えている。

とくに感心したのは、エンド・ロールで流れる歌、 I‘LL BE SEEING YOU だ。

              あなたの面影が まぶたに浮かぶ

            夜空に輝く月には あなたの姿を見る 

                        また会いましょう   

                         夏が巡るごとに

                         夜空に輝く月に

                      あなたの姿を永遠に

                         見続けるだろう

物語を振り返りながら聞くと 意味深長であまりにも怖く うーんと唸ってしまった。

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2012年6月17日 (日)

巨匠たちの英国水彩画展

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  (入場チケットの半券)       ( 「旧ウェルシュ橋」 のポストカード )

英国水彩画展を観に、岡崎市美術博物館に出かけました。

ターナーの絵は30点展示されていました。

19歳に描いた「旧ウェルシュ橋」のデッサン力。

26歳の「コンウェイ城」の空の光。

65歳での「海辺の落日とホウボウ」の夕陽と波。

サイズは精々70センチ未満で、比較的小さい絵ばかりでしたが、

ターナーの筆致を間近で観ることが出来たのは、感激でした。

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2012年6月13日 (水)

松山の郷土菓子

       男ともだち四人で、四国に旅行を楽しみました。

       当地で求めた土産のお菓子をスケッチしてみました。   

     12_0612_iro 

                    ( ストラスモア紙 水彩 )

一六タルト 

柚子入りの餡を、ケーキ地でくるんだ和製洋菓子。一六本舗製。

この菓子の原型は、久松家初代松山藩主・松平定行が長崎から伝えた南蛮菓子

タルトだと言われています。

味は上品で芳醇。餡菓子好きな私は、毎日食しても飽きないだろうと思いました。

新・坊っちゃんせんべい

定番の坊ちゃん団子に似せた形がユニークな、たまごの風味の煎餅。観光堂製。

三枚入りの袋には、版画風の道後温泉本館がプリントされています。

煎餅には小舟に乗って竿を操っている坊ちゃんと覚しき麦わら帽子姿の人物が、

焼き印され、表面に淡く砂糖を絡めたお茶受け菓子です。

 

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2012年6月 9日 (土)

DVD 日の名残り ☆☆☆★

■ THE REMAINS OF THE DAY 1993年製作 イギリス 134分

■ 監督 ジェームズ・アイヴォリー

■ 原作 カズオ・イシグロ

■ 出演 アンソニー・ホプキンス   エマ・トンプソン

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 過ぎ去った日々 それはやり直すことも 取り替えることも 出来ぬ 苦い味

 自らの人生のほとんど全てを懸けて仕えたものが 時代に否定される痛恨

 A・ホプキンスは、彼でなければ演じることができないと思わせるほどの適役。

 ストーリーもいい。

 大人の映画。

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2012年6月 6日 (水)

DVD 昼間から呑む ☆☆☆☆

■ DAYTIME DRINKING 2009年製作 韓国 116分 

■ 監督・脚本・撮影・編集・音楽  ノ・ヨンソク

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低予算だからこそ、出来上がった韓国ロードムービーの秀作。

お人好しで、さえない青年が体験する3日間は

ひょっとしたら…の期待の旅であり

あーぁ…の失望の旅であり

冗談じゃないぞ…の驚きの旅なのだ。

酒。

無愛想な男。

したたかな女。

調子のよい若者。

酒。

襲う雰囲気の男

首を絞める女。

女は風だと説く男。

酒。

              *

気の利いたラストカットも、ご機嫌だ!

 

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2012年6月 4日 (月)

映画 刑事ベラミー ☆☆☆☆

■ BELLAMY 2009年製作 フランス 110分 (名古屋シネマテーク)

■ 監督 クロード・シャブロル

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名匠の遺作は、滋味のある、心地のよい刑事映画だった。

                      *

シャブロル監督の手に掛かると、サスペンスは多重で複雑になっていく。

観客は、事件の犯人はだれかという謎解きサスペンスに導かれながら

事件とは直接関係のない別の謎があることに、否応なく気付かされる。

その謎とは、名状しがたい葛藤や緊張を胸の内に秘めた人間それ自体だ、と。

                     *

ベラミーをはじめ登場人物たちが、それぞれの事情を抱えて行動するさまを

滑るようなカメラワークで、静かに、鮮やかに描いていく。

やがて、事件の謎は解明される。

しかし、人間の謎は残ったまま…。

断崖から転落した自動車を捉えたカメラは、ゆっくりとパンアップして

南フランスの美しい海岸をなめらかに映しつつ、ラストを迎えるのだった。

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