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2011年10月 7日 (金)

映画 ペーパーバード 幸せは翼にのって ☆☆☆☆

■ ペーパーバード 幸せは翼にのって PAJAROS DE PAPE 123分 スペイン

                                         (名演小劇場)

■ 監督 エミリオ・アラゴン

■ 私の採点 ☆☆☆☆

  1110072

■ 映画を観た後で…

  

悲惨な話の映画なのだが、少年ミゲルの存在は暗いなかでの明るい光のように感

じられる。それというのも登場人物の誰もがスペイン内戦による深い傷を負って暗い

表情をしているので、屈託の少ない子どもの表情は一つの救いとなっているからだ。

しかしそれもロウソクの明るさほどの救いに過ぎない。ほのかな明かりに過ぎない。

映画のラストで語るミゲルの口調は、内戦の犠牲者を悼むような、静かな祈りに似て

小さな明かりのように慎ましい。

この映画を振り返るとき、全編でうす暗いなかに灯る明かりが重要なモチーフになっ

ていることに気付かされる。暗い時代をせめて少しでも明るく照らすような、寝室のロ

ーソク、劇場の照明、自動車のライト…など明かりシーンの多用。

だからラストシーンは、せめて明るい陽の光の草原でなければならなかったのだ。

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