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2011年5月11日 (水)

映画 ブラック・スワン ☆☆☆★

■ ブラック・スワン BLACK SWAN 108分 アメリカ (MOVIX三好)

■ 監督 ダーレン・アロノフスキー

■ 私の採点 ☆☆☆★

  ニナ役のナタリー・ポートマンが素晴らしい

110511 

■ 映画を観た後で…

この映画を観ながら、何度も「芸道」という古めかしい言葉を思い浮かべた。「芸

の為なら…」という演歌の一節も自然と連想されてくる。なんということだろう。

ハリウッド映画の最新作だというのに。

「ブラック・スワン」の描くテーマはそれほどまでに「古典的」とも云えるものだ。

主人公の夢想するイメージを交錯させながら描かれているので、映画はサスペン

ス色の濃いものになっており、音響もカットのつなぎ方も、ホラー映画のような虚

仮威しのような箇所が多く、奇妙な映画だなという印象は最後まで続いていく。

しかし、ラスト近くの箇所で、今までの印象は一変する。

「芸道」「マザーコンプレックス」「子離れ」の古めかしいテーマであろうが、

「主観や無意識を織り交ぜながら描く」ような奇をてらった映像であろうが、

それが何だ、と言わんばかりの素晴らしいシーンが登場する。

バレリーナのニナが鏡に向かい、最後の化粧をするシーンがそれだ。

居直ったような、何かに取り憑かれたようなナタリー・ポートマンの表情の凄さ。

うっすらと笑みを湛えたような、それでいて清澄さを感じさせる顔つき。

それに重なるチャイコフスキーの「白鳥の湖」の重厚な響き。

観ながら思わず身体に震えが起こる。映画のクライマックス…。

映画「ブラック・スワン」は、この場面のポートマンのためにあったのか…。

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