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2011年4月13日 (水)

映画 トゥルー・グリット ☆☆☆☆★ 

■ トゥルー・グリット(TRUE GRIT) 110分 アメリカ (ミリオン座)

■ 監督 ジョエル・コーエン  イーサン・コーエン

■ 私の採点 ☆☆☆☆★ 

   * 慈悲も 無慈悲も *

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■ 映画を観た後で…

この映画の印象的なシーンはこのようなものだ。

小屋でのいざこざから無頼の若者がナイフで刺されて瀕死の重傷を負うシーン。

命が助からないと判断されれば、励ましの言葉も掛けられず、凍土ゆえに埋葬される

こともなく、ただ放置される。最期に臨んで、お尋ね者の事を教えてくれたのに…。

少女マティ・ロスとルースター・コグバーンを乗せて走る黒い子馬が力尽きるシーン。

悲痛なマティの哀れみの声を遮るようにルースターは引き金を引き、馬の命を絶つ。

馬は医者の家に急ぐ二人を乗せて、寒天の夜空の下を必死に走らされたのに…。

25年後、マティがルースターをとある町に訪ねるシーン。

あの時ガラガラヘビに咬まれたマティは、命は取り留めたが、片腕は失ったのだ。

いや、そうではない。片腕を失ったが命は取り留めた、と言うべきなのか。

慈悲か無慈悲かなどという余計な感傷を一切加えず、西部劇の時代を描いたこの

映画は伝えているのだった。死ぬ者は死ぬ。生きる者は生きる、と。

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