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2010年12月 9日 (木)

映画 100歳の少年と12通の手紙 ☆☆☆☆★

■ 100歳の少年と12通の手紙 105分 フランス (名古屋ミリオン座)

   〔原題OSCAR ET LA DAME ROSE・OSCAR AND THE LADY IN PINK〕

■ 監督 エリック・=エマニュエル・シュミット

■ 私の採点 ☆☆☆☆★

難病の少年オスカーとピンクスーツの女ローズの話というのが原題。

邦画題名が少し「文学的」すぎるのが気になるのだが、凡百の闘病映画ではない。 

コミカルな映画的処理さえも洒落たセンスにあふれていて、ユーモアと叙情が絶妙。

ローズのプロレス法螺話も楽しく、それでいて生きることの意味を考えさせる脚本もよ

い出来だ。それは、人間のたくましさを押しつけがましくなく描けているからだろう。今

の日本映画ではほとんどお目にかかれない、明るくても抑制のある映画の仕上がり

は、さすがフランス映画!と思わず云いたくなるほどだ。

俳優もいい。「シリアル・ラヴァー」「メルシィ!人生」以来、私のお気に入りのミシェル・

ラロックが魅惑的なローズ役を演じているし、老いても美しいミレーヌ・ドモンジョが小

悪魔的な、ローズの母親役として出演しているのだ。フランスの女優はどうして蠱惑的

な魅力にあふれているのだろうか。一方忘れてならないのは、男優のマックス・フォン

・シドーも重要な役で出ており、その存在感はさすがなのだ。

           1209

        

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